ランサムウェア(Ransomware)とは、パソコンやサーバー内のデータを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する悪質な不正プログラム(ウイルス)のことです。
近年の中小企業を狙うランサムウェアには、主に以下の2つの特徴と大きな脅威があります。
- データの暗号化:業務で使用する重要な図面や会計データ、顧客名簿などが一切開けなくなり、完全に業務が停止します。
- 二重脅迫(情報の暴露):データを暗号化する前に裏で盗み出しておき、「身代金を払わなければインターネット上に機密情報を公開する」と脅す手口が主流です。
一度感染してしまうと、企業の信用失墜や巨額の損失に直結するため、非常にリスクの高いサイバー攻撃です。主な侵入経路としては、古いVPN機器の放置や、推測されやすい弱いパスワードの使用、不審なメールの添付ファイルなどが挙げられます。
パスワードだけに頼らない「多要素認証(MFA)」の導入や、万が一に備えた「バックアップの定期取得」といった事前の予防策を社内で徹底することが、会社を守るための最も有効な防衛策となります。

